ニオイの感じ方は人それぞれ違う

ニオイだけでなく、人によって好きな味だったり、音、色、感じ方は人それぞれです。心地よいものならいいですが、不快なものだったりすると目をそむけたり、眉間にしわをよせたりと拒絶反応を起こします。

ニオイも同じで、腐ったにおいや、ニンニク臭、お酒臭いニオイを嗅ぐとそのニオイから逃れようとします。その心地よいニオイというのはどのような基準で決められているのでしょうか?ニオイの質は主に 4 種類に分けられます。
1.質・・・ニオイの種類
2.強度・・・ニオイの強さ
3.伝播性・・・どれほどの濃さでにおうか
4.許容性・・・好みのニオイかどうか

あなたは香水をつけたことはありますか?他人がつけていていいニオイだと感じたりするニオイでも、食事をしているときに嗅いだら不快に思ったり、あまりに強いニオイだと心地よく感じないことがあります。味に好みがあるように、ニオイも一般的な区別の中では別として、微妙なところはその人の感じ方に任せるしかないのです。なので、自分では不快なニオイだと感じても、他の人は不快でないということも少なくないのです。

ニオイを感じる仕組み

では、嗅覚はどのようにニオイを感じているのか仕組みをお話したいと思います。まず、人が息を吸うと、空気と一緒にニオイの分子が入り、嗅覚細胞を刺激します。今度はその刺激を一種の電気信号に変換され、脳に伝えられます。脳に伝えられた電気信号はここでニオイとして感じ取れるようになるのです。

どのようなニオイでも、この仕組みによって脳に伝えられ、感じ取れることができるのです。いいニオイか不快なニオイかは脳が、判断しています。嗅覚は、
1.個人差が大きい
2.順応しやすい
3.他の感覚と関連している
という3つの特徴があります。

個人差のある嗅覚

嗅覚は人によって、個人差があり、他人が感じ取れないニオイでもいち早く気づく人もいれば、逆にみんながにおっていても感じない人もいたりします。人にはニオイの好みがあり、感じ取り方も違います。ガソリンのニオイが好きだったり、花のニオイが好きな人がいたり、その逆の人もいますね。また体調によって左右されたりもします。風邪をひいたときは鼻が詰まってニオイを感じ取れないということもありますよね。

ニオイによる連動性
また、風邪をひいて鼻が詰まっていると食欲もなくなるし、食事をしても味を感じられなくなります。嗅覚が鈍くなり、香りを楽しめなくて食欲が刺激されないのです。逆に、お腹が減っている時に、食べ物のおいしそうなニオイがしたら過敏にニオイを嗅ぎつけられることがありますよね。

またニオイは、視覚とも関連していて、「イメージ臭」といった言葉もあります。ニオイに関する実験で、年齢の明かされていない 20 代、30 代、40 代のTシャツのニオイを用意して嗅いでもらい、クサイと思ったTシャツを選んで貰うのです。あなたはどのTシャツがにおったと思いますか?結果は 20 代のTシャツでした。

臭気計と呼ばれる機械で、ニオイを数値として見られるセンサーがあるのですが、数値でみても 20 代のTシャツが 1 番高い数値を出していたのです。これは20代の男性は代謝がよく、汗をよくかくからニオイの成分も多く含まれているからというものでした。ところが、今度は年代を明かした状態でテストをしてみると、不思議なことに30代、40代のTシャツがにおうと回答する人も増えだしたのです。世間でよく言われる「オヤジクサイ」と言われる言葉ですね。

このように、ニオイは見た目からも判断され、そのイメージからニオイを判断する基準にもなったりすることを、理解していただけたと思います。

嗅覚の慣れ

次に嗅覚は、慣れやすいといった特徴を持っています。これは、いいニオイでも不快なニオイでも嗅ぎ続けるとそのニオイに慣れてしまうのです。犬や猫を飼っている家にお邪魔した時や、下駄箱のニオイ、香水をつけた人とあった時のニオイ、はじめに嗅いだ時のニオイってずっとはしませんよね?

これは嗅覚がそのニオイに対して慣れてしまうからです。もし、ずっと発している不快なニオイを認知している状態だったら、ストレスもたまり、気分がめいってしまいます。ただ、これにはこの順応性には欠点があって、ガス漏れや、有毒性のあるガスが徐々に漏れている場合に、ニオイに慣れてしまって、命を落とすことになりかねない状態におちいることもあります。


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